日本S制覇も指揮官から非情通告 銀座で「朝までどんちゃん騒ぎ」後…待っていた現実|球界群像 杉本正#16
西武時代の杉本正氏【写真提供:産経新聞社】元西武の杉本氏が振り返る初の日本シリーズ
西武などで活躍した杉本正氏(野球評論家)は、プロ2年目(1982年)にリーグ優勝と日本一を経験したが、中日との日本シリーズでは悔しい思いをしたという。第2戦(10月24日、ナゴヤ球場)で先発したが、6点リードの4回途中で交代。「4回裏2アウト、走者を(2人)出していましたけど、代打に(右打者の)大島(康徳)さんが告げられたところで降板になったんです。大差で勝っていたのに、ひどいでしょ」と苦笑しながら振り返った。
その試合、杉本氏は初回から走者を出しながらも、要所を締めて3回まで無失点に抑えた。問題の4回も、1死から6番の宇野勝内野手に四球、7番の中尾孝義捕手に右前打を許したものの、続く上川誠二内野手を左飛に打ち取り2死にした。次は9番の投手。中日の近藤貞雄監督は、4番手で登板していた安木祥二投手に代打・大島を起用した。ここで杉本氏は交代となった。
2番手の小林誠二投手は、大島を三振に仕留めると8回まで投げて勝利投手となった。試合は西武が7-1で大勝した。西武の広岡達朗監督は、その日の杉本氏の状態を見極めた上で交代を決断したようだが、点差があっただけに投げている方からしたらたまらない。「悲惨な降板でしたよ」と唇を噛むしかなかった。
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武者修行から「ハワイ寄ってきていいぞ」も…
(山口真司 / Shinji Yamaguchi)
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