西武コーチが姉に説教「何を食べさせてる!」 2軍落ちで行われた“事情聴取”|球界群像 杉本正#18
西武など3球団で活躍した杉本正氏【写真:山口真司】元西武の杉本氏が明かす広岡達朗監督の“管理野球”
元西武左腕の杉本正氏(野球評論家)にとって、プロ4年目の1984年は試練のシーズンだった。「6月に初めてファームに行かされましたからね」。前年にプロ初の2桁となる12勝を挙げ、広岡達朗監督から退寮を許可された“1年目”にハマり込んだ不調モード。とばっちりは同居していた姉にも及び「(ヘッドコーチの)森(昌彦)さんから電話がかかってきて、僕のことでえらい怒られて……」と“管理野球”ならではの出来事を明かした。
プロ4年目の成績は22登板で7勝8敗、防御率3.83。12勝を挙げた前年より勝ち星は減ったが、3完封1無四球を含む5完投を記録した。1勝目は完封でマークするなど、4月は決して悪くなかった。だが、5月に3連敗。6月23日の南海戦(大阪)に先発し、2回2失点で降板すると登録抹消となった。この時点では4勝6敗、防御率4.12だった。
「(1軍投手コーチの)八木沢(荘六)さんに『明日から2軍に行け』って言われてね。初めてファームに落とされて、腹いせにゴルフの練習場に行った記憶があります」
悔しい気持ちでいっぱいだった。それだけではない。「森さんから家に電話がかかってきて、姉は『何を食べさせているんだ!』って怒られたそうなんです。そういうこともありましたね」と笑いながら振り返った。
2軍での1か月半で取り戻した調子「184球を投げたこともあった」
(山口真司 / Shinji Yamaguchi)
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