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ほぼ2試合に1度マウンドに立つ男 「北の鉄腕」宮西尚生はなぜ投げ続けられるのか

北の鉄腕――。いつしか、そう呼ばれるようになった。日本ハムの宮西尚生だ。「50試合登板はボクの中で絶対にクリアしなきゃいけない数字。最低限の仕事」自らに厳しく、自分に課すハードルは高い。

日本ハム

今季はリーグ初の150ホールドに7年連続50試合登板を達成

 北の鉄腕――。いつしか、そう呼ばれるようになった。日本ハムの宮西尚生だ。

 プロ7年目の29歳。今やチームに欠かすことのできないセットアッパー。逃げ出したくなるような緊迫した場面。そんな勝負所で必ずと言っていいほど、この男はマウンドに登る。そして相手打者をねじ伏せる。

 その輝かしい記録は数え切れない。

 2012年8月17日に100ホールドポイントを達成。2013年には5月18日のDeNA戦で史上12人目の100ホールド。9月26日のロッテ戦でパ・リーグ記録の11試合連続ホールドを成し遂げた。

 今シーズンも6月29日にリーグ初の150ホールド。8月16日にはリーグ最長となるルーキーイヤーからの7年連続50試合登板を飾った。プロ野球界全体では中日・岩瀬の15年、大洋(現DeNA)・秋山の9年に次いで3番目の記録だった。

 兵庫県尼崎市出身。関西人ならではの人懐っこい性格。偉業達成にも照れ笑いしながらサラリと言う。

「50試合登板はボクの中で絶対にクリアしなきゃいけない数字。最低限の仕事」

 自らに厳しく、自分に課すハードルは高い。

 この登板数こそが鉄腕と言われる最大のゆえんだろう。日本ハムは8月25日現在で111試合を消化。宮西はその間、54試合に登板している。単純計算でおよそ2日に1回。それだけマウンドに立ち続けている。

 なぜ可能なのか。常に万全な状態でいられるわけがない。これだけ投げれば当然だ。それでも声が掛かれば、嫌な顔1つせず〝自分の仕事場〟に向かって歩を進める。

 それは宮西が持つ器用さがタフさの礎となっているのかもしれない。高校時代から時折、肩や肘に痛みを覚えていた。この経験がプロの世界で生きたという。

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