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田中将大はなぜ新人王候補に入らなかったのか? 響いた負傷離脱と候補3選手の驚異的な成績

メジャーリーグ機構(MLB)が、全米野球記者協会の有資格者の投票によって選出される2014年の各個人賞最終候補を発表したが、ヤンキースの田中将大投手は新人王候補の3人から漏れた。

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新人王最有力候補はアブレイユ

 メジャーリーグ機構(MLB)が、全米野球記者協会の有資格者の投票によって選出される2014年の各個人賞最終候補を発表したが、ヤンキースの田中将大投手は新人王候補の3人から漏れた。右肘負傷による約2か月半の離脱は確かに大きかった。それでも、13勝5敗、防御率2・77の成績は新人離れしており、地元メディアやファンの間での評価は極めて高かった。

 田中はなぜ候補からも漏れたのか? 実際に3人の候補、ホワイトソックスのホセ・アブレイユ内野手、ヤンキースのデリン・ベタンセス投手、エンゼルスのマット・シューメーカー投手の成績と比べてみよう。

 まずは、最有力候補と見られているアブレイユ。キューバ出身の大砲は、145試合に出場して打率3割1分7厘、36本塁打、107打点をマーク。打率はリーグ5位、本塁打は3位タイ、打点は4位と、いずれもランキング上位に名を連ねている。

 際立つ数字は他にもある。長打率5割8分1厘はリーグトップで、出塁率3割8分3厘は5位となっており、この2つを足したOPS.964は2位。米国で評価基準となっている打撃成績は、どれもリーグ5位以内に名を連ねている。

 今回のリーグMVP最終候補に入ったマイケル・ブラントリー外野手(インディアンス)、ビクター・マルティネス内野手(タイガース)、マイク・トラウト外野手(エンゼルス)にひけを取らない数字が並んでおり、1年でメジャーを代表する打者たちと同等の能力を持っていることを証明した。

 田中と同僚のベタンセスも驚異的なシーズンを送った。キャンプでの好投で開幕メジャーをつかむと、ブルペンで欠かせない存在に。シーズン中にセットアッパーに定着して70試合に登板し、90回を投げて5勝無敗、防御率1・40とハイレベルな数字を残した。

 100マイル(約161キロ)に達する直球と、ブレーキの利いたナックルカーブの組み合わせで打者を翻弄し、135奪三振をマーク。ヤンキースは今季から守護神を務めたデビッド・ロバートソン投手にクオリファイング・オファーを出したが、他球団と契約する可能性も残されている。そうなれば、来季からはベタンセスがクローザーに君臨することは間違いない。

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