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守備で減らした失点は21年間で243点 球史に刻まれるべき名手、金子誠

セイバーメトリクスには、選手の価値を判断する一手段としてリプレイスメント・レベル(Replacement Level)なる概念がある。

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今季限りで引退した金子の働きを「リプレイスメント・レベル」との比較で検証

 セイバーメトリクスには、選手の価値を判断する一手段としてリプレイスメント・レベル(Replacement Level)なる概念がある。

 これは、「どのチームでも、いつでもレギュラーの代わりに出場させることのできる(代替可能な)選手のレベル」のことで、ポジション別に計算される。

 例えば、あるレギュラー選手が大きなケガで欠場したとする。球団は適当なバックアップ選手がいなければ、ファームでプレーしている育成中の選手や、他チームが容易にトレードを受諾するような選手を獲得して出場させることになる。リプレイスメント・レベルとはそのようなレベルのことを意味する。

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リプレイスメント・レベルを使った評価

 そしてこのような場面で、チームはレギュラー選手とリプレイスメント・レベルの選手の力量差を失うことになる。「平均的な選手」を基準とした比較で選手の能力を表す手法は一般的だが、リプレイスメント・レベルを基準にすると、レギュラー選手が実際にチームにもたらしている利益により近い数字になる。

 また、「平均基準ではほどほどの成績だが、試合を休まないレギュラー選手」の相応の評価もできることになる。なぜなら、この選手が休まなかった試合で、球団はリプレイスメント・レベルの選手を出場させずに済んでいるからである。

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