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野球殿堂に4人選出もボンズ氏らはまた落選 論争続く禁止薬物使用の是非

殿堂入り選手を決めるのは、全米野球記者協会(BBWAA)に10年連続で所属した記者たちだが、ここ数年投票が締め切られる12月になると熱を帯びてくるのが「ステロイド時代にプレーした選手の扱い」という問題だ。

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ジョンソン氏ら新たに殿堂入りも、圧倒的な実績誇るボンズ氏、クレメンス氏、ソーサ氏は得票率伸びず

 今年のアメリカ野球殿堂入り選手が発表された。2015年クラスとして殿堂入りするのは4名。今年初めて候補入りしたサイ・ヤング賞5度で通算303勝のランディ・ジョンソン氏、同賞3度で通算219勝のペドロ・マルティネス氏、通算213勝で154セーブを挙げたジョン・スモルツ氏に加え、昨年2票差で殿堂入りが叶わなかった通算3060安打のクレイグ・ビジオ氏が、殿堂のあるクーパーズタウンにその功績を刻む。

 殿堂入り選手を決めるのは、全米野球記者協会(BBWAA)に10年連続で所属した記者たちだが、ここ数年投票が締め切られる12月になると熱を帯びてくるのが「ステロイド時代にプレーした選手の扱い」という問題。今では禁止薬物となっている運動能力強化薬物(PED)の使用に対する検査や罰則が厳しくなかった時代に、ステロイドをはじめとする筋肉増強剤を使用したと認めた選手や使用が噂されている選手を殿堂入りさせるか否かの論争だ。

 一昨年にその時代を象徴するバリー・ボンズ氏、ロジャー・クレメンス氏、サミー・ソーサ氏らが候補入りして以降、論争は終わりを迎えることなく続けられている。MLB歴代1位の通算762本塁打を誇るボンズ氏、史上最多のサイ・ヤング賞7度で通算354勝のクレメンス氏、史上最多となる3度のシーズン60本塁打以上をマークしたソーサ氏には禁止薬物使用疑惑があり、今回も40%に満たない低い得票率で落選した。この問題に対する意見は十人十色で、統一見解が出されることは、おそらくこの先もないだろう。

 この問題の難しいところは、いわゆるステロイド時代に一体誰がPEDを使用し、誰が使用していないのかが明らかになっていない点だ。

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