史上最高年俸男がフェイスガード着用へ 投球の顔面直撃から復活目指す

昨年9月に大怪我のスタントン、恐怖心克服も兼ねてキャンプでプロテクターをテストへ

 今オフに北米プロスポーツ史上最高の年俸総額13年3億2500万ドル(約382億円)でマーリンズと契約延長したジャンカルロ・スタントン外野手が、顔面に投球を受けたトラウマの懸念から、専用のフェイスガードを着用することが明らかになった。MLB公式サイトが「スタントンがキャンプでフェイスガードを着用する」と特集している。

 スタントンは昨年9月11日のブルワーズ戦で投球が顔面に直撃。病院に救急車で搬送され、残りのシーズンを棒に振った。顔面骨折と歯の損傷などの重傷から回復具合は順調だが、歯の治療はまだ必要な状況だという。

 心身ともにショックが懸念されるスラッガーは、ヘルメットの一部にプロテクターを装着し、スプリングトレーニングでテストする予定。「もしも視野の部分で問題がなければ、シーズン中もつけるつもり。すべての疑問を払拭するために、1年以上、様子を見るつもりだ」と語っているという。今年はイチローのマーリンズ加入が決定しただけに、同僚になるスタントンのプレーは日本でも注目が集まる。

 カージナルスのジェイソン・ヘイワード外野手も2013年8月に顔面に死球を受けて以来、頬の部分を覆う特別なヘルメットを着用している。メジャー屈指の強打者はフェイスガードとともに恐怖心を打ち破る。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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