田中将大が実戦復帰で3回無失点 「スプリットは素晴らしい軌道を描いた」

マイナーで故障後初のリハビリ登板、3回2安打2奪三振で「打者を翻弄」

 右手首の炎症と前腕部の張りで故障者リスト(DL)入りしているヤンキースの田中将大投手が、21日(日本時間22日)に傘下3Aスクラントンでダーラム戦にリハビリ登板。3回2安打無失点、2奪三振無四球の好投で復調ぶりを見せつけた。地元紙「デイリーニューズ」は「マサヒロ・タナカが3Aのリハビリ先発で3イニングシャットアウト」と報じている。

 田中は4月23日のタイガース戦以来の実戦のマウンドを踏みしめた。腕の痛みを訴えてから1週間以上のノースロー調整、3度のブルペン登板を経て、この日の実戦に臨み、順調な回復ぶりを示した。

 記事では「右腕はファストボールで常時91マイル(約147キロ)を記録。一度は故障前に投げていた球速に近い92マイル(約148キロ)を出した。何回かスプリットを投げ、素晴らしい軌道を描いた。ダーラムの打者を翻弄した」と復調ぶりを伝えている。2奪三振はスライダーとスプリットでそれぞれ奪ったという。

 試合前にジョー・ジラルディ監督から「45球」と球数を指定されていた右腕は、3回41球で降板。ストライクは25球。ストライク率は約61パーセントとなっている。

 指揮官は、田中のメジャー復帰まであと2度、マイナーでリハビリ登板させる方針を明らかにしている。田中は故障離脱前に今季2勝1敗で防御率3.22という成績を残していた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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