かつての本拠地・大阪でホークス快勝 松田節炸裂「1・2・3 マーッチ!」

松田「タイムリー打ててうれしかった」

 ソフトバンクが9日の楽天戦で中軸の活躍で4-1と快勝した。かつて前身の南海ホークスが本拠地としていた大阪で、新世代のホークスナインが大きく躍動した。ヒーローインタビューには先制犠飛を放った中村、2安打の李大浩、ダメ押し打の松田が上がった。「鷹の祭典」で集まった黄色いユニホームのファン、南海ホークスのユニホームのファンが1つになった。

 松田は3-0の3回2死二塁から、右中間を破る4点目のスリーベースを放った。直前に李大浩がリードを広げるタイムリー二塁打を放っていたため、「楽な気持ちで打席に入れました。タイムリー打てて、うれしかった。とにかく、点数は何点あってもいい」と充実感をにじませた。

 いつも戦う福岡ではないスタジアムでの試合。松田は三塁の守備の時から、声を張り上げていた。「(僕は)元気しかないので、元気出していつもがんばっています」と大阪の観客に持ち味をアピールした。自身3打数1安打1打点と勝利に貢献。チームは再び、貯金を20にした。ホークスの勢いは止まりそうにない。

 お立ち台の最後、マイクを託された松田は「それでは大阪のみなさん、締めたいと思います。お立ちください」と観客を呼びかけると、「1・2・3、マーッチ」と自身のニックネームを大絶叫。ホークスファンには恒例のパフォーマンスを披露。平日のナイターにもかかわらず、3万5000人も集まったファンを打って、守って、叫んで、楽しませていた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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