広島菊池が延長12回に決勝タイムリー 「思いっきりいこうと決めていた」

延長12回1死満塁、山口から決勝タイムリー「何とか打ってやろうと」

 広島の菊池涼介内野手が7日、東京ドームで行われた巨人戦の12回に0-0の均衡を破る決勝タイムリーを放った。続く丸にもタイムリーが生まれ、2-0で勝利したチームはこれで連敗を2でストップ。借金を5とした。

 広島は先発ジョンソンが7回13三振の快投を見せるも、打線の援護がないまま降板。中継ぎの大瀬良も8、9回を完璧に抑える好投を見せるも、得点できず試合は延長へ突入した。

 そして3番手ヒースも2イニングをパーフェクトに抑える圧巻の内容を見せ、0-0のまま試合は最終イニングの12回を迎えた。

 マシソンから先頭の鈴木誠が出塁。ここで代わった4番手の山口からも會澤の四球、小窪のヒットで1死満塁のチャンスを作った広島。この場面で打席には菊池が入った。

「絶対勝ちたいと思って、何とか打ってやろうと思っていました」

 2ボール1ストライクから山口のスライダーを捉えた打球は三遊間を抜けると、三塁ランナー鈴木誠がホームイン。さらに丸にもライト前へのタイムリーヒットが生まれ、2-0に。その裏は中崎が危険球で退場するアクシデントも、一岡が抑え勝利を収めた。

 ヒーローインタビューで「狙いは絞っていなかったですけど、思いっきりいこうと決めていたのでよかった」と均衡を破る1点を振り返った菊池。

「これからも勝ち続けられるように一丸となってがんばりたい」と上位への浮上を誓うと、最後は「明日も勝ちましょう!」と声を張り上げ、延長戦を終えてなおスタンドに陣取り続けるカープファンから声援を浴びていた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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