もし地区優勝逃しても… 田中将大が「ワイルドカードゲーム」での先発志願

重要な終盤戦を迎えても、田中にとってプレッシャーは「そこまでではない」

 記事では、ペナントレース終盤でのプレッシャーについて質問を受けた右腕が「そこまでではありません。でも、シーズンが終盤に近づいているので、強度自体は少し高まっているかなと思います」と話したことにも触れている。

 圧倒的な経験を持つCC・サバシアは膝の故障から復帰したばかりで、今季マーリンズから加入し、チームトップの14勝と奮闘していたネイサン・イオバルディは肘の痛みで全治4週間の離脱が発表されている。

 その状況で田中は8日のオリオールズ戦に先発。8回1失点10奪三振と好投したものの、味方打線の援護がなく12勝目はならなかった。チームは9回に中継ぎ左腕シュリーブが決勝弾を浴びて1-2で敗戦。痛恨の1敗で、ア・リーグ東地区首位のブルージェイズとのゲーム差は「1・5」に開いてしまった。

 8日の試合後には、田中は「チームの勝ち頭が抜けるのは痛手だと思うが、1か月を切ったところでここまでイマイチなので、チームの中で大事なところでしっかり力を発揮してチームの勝利につながる投球をしていきたい」とも話し、奮起を誓っていた。

 終盤戦とプレーオフで、田中のピッチングがピンストライプの名門の行方を大きく左右しそうだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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