イチロー、“猛打賞”で歴代35位タイ浮上 メジャー通算3000安打へ「70」

18打席ぶりヒットから今季3度目“猛打賞”で通算2930安打に、マ軍は勝利

 マーリンズのイチロー外野手は12日(日本時間13日)、本拠地でのナショナルズ戦に「7番・ライト」で先発出場し、4打数3安打と活躍した。3回の第1打席で18打席ぶりのヒットを放つと、そこから3打席連続安打で今季3度目の“猛打賞”。メジャー通算2930安打として、歴代35位タイに浮上した。マーリンズは2-0で勝利している。

 イチローは3回、先頭で相手先発ロアークの2球目の直球を叩き、ライト前に運んだ。前日まで17打席連続ノーヒット(1四球、1犠打を含む)。これが、2日のブレーブス戦でマルチヒットを記録して以来、実に18打席ぶりのヒットとなった。

 続くロハスが遊ゴロ併殺打に終わり、先制点にはつながらなかったが、メジャー通算2928安打として、並んでいたアル・シモンズを上回って歴代単独37位となった。

 さらに、4回にはリアルミュートのタイムリーで1点を先制した直後の2死一、二塁で打席へ。カウント1-1からカーブを叩くと、打球は素手でつかもうとしたロアークの右手を弾いた。イチローはその間に一塁を駆け抜けて内野安打となった。

 2-0となって迎えた6回にもイチローのバットから快音が響く。1死走者なしで3番手右腕ロスの速球を叩き、痛烈な打球でレフト前に運んだ。“猛打賞”は今季3度目で、8月18日のブルワーズ戦で4安打を放って以来、約1か月ぶりとなった。

 これでメジャー通算2930安打として、ジェイク・ベックリー、ロジャース・ホーンスビーに並ぶ歴代35位タイに浮上。3000安打の金字塔まで「70」とした。イチローは8回の第4打席は2死走者なしで遊ゴロに倒れた。

 マーリンズは2-0で勝利。イチローは打率2割4分6厘となった。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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