CSへ向け、大谷翔平が試した“新球” 「普段やっていないことをやりました」

14勝目を挙げた投球の裏にあったもの、「その練習は試合の中で必要だった」!?

 日本ハムの大谷翔平投手が19日の西武戦(札幌ドーム)に先発し、ハーラー単独トップの14勝目を挙げた。

 クライマックスシリーズ(CS)でも対戦する可能性がある3位・西武との対決。最速158キロの直球を武器に11奪三振、2安打1失点で今季5度目の完投を飾ったが、その裏ではCSへ向けた本格的な調整があった。試合後、大谷は納得の表情で明かした。

「内角にスライダーとか、普段やっていないことをやりました。『いけるかな?』と思いましたけど、なんとかいけた。試合に勝つ前提ですが、CS前に試さないといけないことがある。そこは良かったかなと思います」

 象徴的なシーンがある。3点リードした7回先頭。打者は一発長打のあるメヒアだ。フルカウントからの8球目。スライダーがベネズエラの大砲の背後から鋭く曲がり内角高めに決まった。

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