CSへ向け、大谷翔平が試した“新球” 「普段やっていないことをやりました」

「投げないといけない」、リスクのある右打者への内角球を投じる意味とは?

「これまで右打者の内角はあまり必要ないと思っていた。リスクを負って投げる必要はないと。でも、投げないといけない場面、万が一が許されない場合は、内角が必要になる。その練習は試合の中で必要かなと思った」

 ソフトバンクの優勝が決まっているとはいえ、個人タイトルもかかっている。それでも、すべては10月のCSで勝ち抜くことに照準を絞っている。

「(タイトルは)気にしてないですね。(内角スライダーは)短期決戦ではますます必要になってくる。体に当てる、当てないではなく、しっかり意識させないと。右打者にもスレスレのところにいかないといけない」

 チームは2年連続でCS進出を決めた。184奪三振で楽天・則本を抜き、再び「投手5冠」となった大谷。自身の連敗を2で止める14勝目は、一発勝負の大舞台へ手応えをつかむ白星となった。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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