西武・西口、最後の登板に「西口コール」やまず フルカウントから四球

井口へのスライダーが外れ四球、降板時は左翼席へ高く手を上げ声援に応える

 西武・西口文也投手が28日のロッテ戦(西武プリンスドーム)で引退試合に臨んだ。

 最後まで西口らしい投球だった。1点ビハインドの5回2死で2番手で救援。打者は井口だ。初球から4球連続真っすぐで2ボール2ストライク。外角へ逃げるスライダーで勝負したが、フルカウントからの6球目、121キロのスライダーは外角低めに外れた。四球で歩かせ降板となった。

 スタンドでは西口の背番号「13」が大きく書かれた青の紙が揺れ、「西口コール」が鳴りやまなかった。降板時、西口は左翼席の応援団へ両手を高く上げ、声援に応えた。通算182勝を挙げたレジェンドが現役最後の登板を終えた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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