【高校野球】「金属バット禁止」の声も!? 清宮が目覚ましい進化、16歳怪物を変えたモノ

清宮に訪れた2つの「かけがえのない経験」

 なぜ、ここまでの進化を遂げたのか。その背景に「ひと夏の経験」が大きく作用しているようだ。

 甲子園で1年生としては史上初の2戦連発を放つなど5試合を戦い、準決勝では今秋ドラフト候補に挙がる仙台育英(宮城)の右腕・佐藤世那と対戦。甲子園という高校野球の聖地で全国トップレベルの野球を体感した。

 さらに、清宮にとって大きかったのがU―18ワールドカップの経験だ。

 18歳以下の世界一を目指す高校日本代表に唯一、1年生として選出され、出場した8試合で4番に座った。しかし、9打席連続無安打を喫するなど27打数6安打、打率.222で0本塁打2打点。結果こそ振るわなかったが、2つの「かけがえのない経験」をした。

 一つは木製バットへの対応だ。金属バットより芯が小さく、苦しんでいたが、コンパクトに確実にボールをとらえようとする意識が芽生えていた。

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