退団の栗原、広島に感謝「カープのユニフォームが着れて本当に幸せ者でした」

ブログで退団の経緯説明&現役続行に意欲示す

 広島を退団することになった栗原健太内野手(33)が自身のブログで現在の心境や球団、ファンに対する感謝の気持ちを綴っている。

 広島は本人と話し合った結果、「金額にかかわらず、出場機会を求め他球団をあたってみたい」という意思を尊重。ルール上減額制限超過提示による自由契約とし、退団することになった。

 それを受け、栗原はブログで改めて退団を報告。今回の経緯を説明した。また、近年は右肘負傷の影響などで出番が減っており、ここ2年は1軍での出場がなかったが、「手術もさせてもらい、頂いた長い期間、僕のバッティングの感覚は、若い選手には負けないと思えるほど、以前の感覚をまたこの手につかめるほどになりましたし、やっと痛みの怖さに身体が変に反応してしまうこともなくなってきました」と自身の状態に手応えを示している。

 リハビリ中の不安な心境も振り返り、「自信も何もかもなくし、どうやって生活していたのか思い出せない日々がありました。ただ抜け出したくて、無我夢中でバットを振り続けました」。その際に支えてくれた人たちのためにも、現役続行に強いこだわりを見せている。

 16年間在籍した球団に対して「今はまだ突き進んでる途中だと思っているので、思い返すことはしませんが、僕はカープのユニフォームが着れて本当に幸せ者でした。僕ひとりでは、今ここに、この僕はいません」と綴った33歳。広島への感謝の思いを胸に、新たな野球人生に踏み出す覚悟だ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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