日ハム栗山監督、CS初戦先発・大谷に“無言のゲキ”　「期待はしていません」

大谷は「スットコドッコイでなくなってきた」

――栗山監督が何も言わなくてもいい、ということは栗山監督の言おうとしていることを大谷が理解している、と感じるからか？

「オレのことを理解しているというか、あいつは自分が何をしなきゃいけないのかを分かっている。そういう野球勘を持っている。チームのために何をすべきか、あいつが一番知っていると思う。そこは信頼も信用もしている」

――今季最終戦後、大谷は「（試合前など）心構えが昨季と変わった」と言っていた。近くで大谷を見ていて感じることは？

「確かに色々なところが変わってきている。技術的なことを含めてあるんだけど……。（投球時の）スットコドッコイな感じが、たまにスットコドッコイでなくなってきた。変な言い方だけど、オレにはダメなところしか目に付かないから」

――いつCS初戦を託したか？

「オレが言わなくても分かっていたと思う。この緊張感、プレッシャーを喜びにしてもらえればいい。やっぱり緊張はするよ。体がガチガチになる。それでいいんだよ。そういう試合をやらせてもらえることが大事。本当にそれだけしかない。スットコドッコイなのは、元々分かっていることだから」

【了】

フルカウント編集部●文　text by Full-Count