「晴れ、ところにより紙吹雪」再現なるか メッツPS躍進の鍵は豪腕先発陣

15年ぶりとなるWS進出の要因とは?

 ナ・リーグのプレーオフ争いで台風の目となり旋風を巻き起こしているニューヨーク・メッツ。地区シリーズでは、カーショー、グレンキーという今シーズンのサイ・ヤング賞候補2人を擁するドジャースを退け、カブスとのリーグ優勝決定シリーズでは投打に危なげない試合運びで、2000年以来15年ぶりのワールドシリーズ(WS)進出を決めた。

 決して下馬評が高かったとはいえないメッツの躍進のカギはどこにあったのか。

 長い低迷期を支えた、主将のライト、デューダやマーフィー、トレード騒動で流した感動の涙が話題を呼んだフローレスといったチーム生え抜きの選手たち。移籍でチームにインパクトを与えたセスペデスやグランダーソン。昨年のドラフト1順目指名で入団し、広角打法でレギュラーに定着したコンフォートなど派手さはなくとも、職人気質の選手たちが結束した打線。クローザーのファミリアの安定感が光ったブルペンも充分に合格点といえるだろう。そんな中、地元紙「ニューヨーク・ポスト」では今年のメッツが誇る若手先発陣こそが強さの秘訣と報じている。

 20日(日本時間21日)付の記事ではまず、過去のワールドシリーズ進出チームが秀でた特長を兼ね備えていたと紹介。昨年ア・リーグを制したロイヤルズは、メジャー屈指の強固なブルペン陣。昨年のWSチャンピオンであるジャイアンツには、絶対的なエースとしてWSで2勝1セーブをマークしたバムガーナー。遡って2001年WSチャンピオンのダイアモンドバックスにはジョンソンとシリングという二大エースの奮闘。WS3連覇を達成した黄金期のヤンキースには、不動のクローザー、リベラがいたことを挙げている。

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