日ハム陽岱鋼、2度目の契約更改交渉でサインしたワケ 「変な噂があって…」
4000万ダウン提示も納得のサイン、「10日間以上もらって頭を整理した」
日本ハムの陽岱鋼外野手が2度目の契約更改交渉で納得のサインをした。
15日に札幌市内の球団事務所で4000万ダウンの1億6000万円(推定)プラス出来高の単年契約で契約更改。「(ダウン提示は)想定していなかった。きついです」と沈痛な面持ちだった前回交渉から大きな上積みはなかったが、約1時間の交渉の末、まとまった。
順調にいけば、来季中にも国内FA権を取得する絶対的な中堅手。納得のサインの裏には台湾で聞かされた「変な噂」があった。
――2回目の交渉だった。
「金額面が問題ではなかった。前回も『契約内容を冷静に考えたい』と伝えて保留した。10日間以上の時間をもらって、 頭を整理した。(球団からも)1つ1つ細かく説明してもらえて納得できました。自分が契約内容を理解できたのでサインしました」
――4000万減の1億6000万円で契約更改。前回の交渉後は「(ダウン提示を)想定していなかった」と言っていた。
「今年の成績を見て、下がるのは想定していた。ただ、(減俸の)内容を自分なりに理解したかった。(今回のサインは)気持ちが整理できたので。球団も自分もいい契約になったと思います。選手はいい時も悪い時もある。悪い時は受け止めないと成長しない。ただ、理解できない中でサインするのは良くないと思っていたので(保留した)」
――前回交渉から上積みはあったか?
「インセンティブをつけてもらいました。出来高をつけてもらって、(来季の)目標が出来た。インセンティブの目標を達成できたら、台湾でのチャリティー活動で貢献したい。野球少年に貢献したいし、(契約で)一緒に考えてもらったマネージメント会社の人に恩返ししたい」