田中将大、“最終テスト”で4回1失点 ヤ軍投手コーチ評価「修正したね」

年連続開幕投手へ見極めの場、投手コーチ「期待通りのところまで戻してきている」

 ヤンキースの田中将大投手が29日(日本時間30日)、オープン戦5度目の登板となったフィリーズ戦を4回7安打5奪三振1失点で終えた。試合は4回終了後に降雨ノーゲームとなった。この日は日本人右腕に来月4日の開幕戦アストロズ戦の登板を任せるかどうかの最終テストの場として注目されていたが、地元紙「ニューヨーク・デイリーニューズ」はラリー・ロスチャイルド投手コーチが「修正した」と評価したと伝えている。

 23日(日本時間24日)のナショナルズ戦では4回を投げて2被弾を含む9安打7失点と乱調だった田中。ジョー・ジラルディ監督は開幕投手を託すかどうかをこの日の投球によって決める意向を示していた。

 迎えた登板で田中は粘り強い投球で初回の1失点のみに抑えた。7安打を浴びたものの、味方選手の拙守で安打と判定された打球もあり、記事でも「田中の打たれたヒット2本はおそらくアウトにできたものだった」と指摘している。

 また、試合後はラリー・ロスチャイルド投手コーチは前回登板と比較し、「修正したね」と語ったという。ナショナルズ戦後に田中とも直接会談した同コーチは基本に立ち戻ることの重要性を説いていた。

 記事によると、ジラルディ監督も田中の復調を求めていたという。ロスチャイルド氏は田中こそ開幕投手と念頭に置いているとレポートされている。

「彼は期待通りのところまで戻してきている。彼は間違いなく成功の見込める選択肢だ。我々も現状についてしっかりと話し合うことになる」

 田中は2年連続で開幕投手の大役を務めることになるのか。動向が注目される。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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