100個到達はヤクルト新垣を含め史上3人のみ 暴投の多い投手の特徴は?
ヤクルト新垣の100暴投、隠れた意外な特徴とは!?
今季もプロ野球では歴史的な記録が生まれた。広島の新井貴浩内野手は、4月26日のヤクルト戦(神宮)で通算2000本安打に到達。史上47人目の快記録だった。広島では、黒田博樹投手が日米通算200勝にあと3勝と迫っており、1シーズンで2つの大記録が生まれる可能性が高い。
一方、ヤクルトの新垣渚投手は5月17日の広島戦で史上3人目の100暴投に到達した。村田兆治の148、石井一久の115に続く“大記録”。現役2位は三浦大輔(DeNA)の70、3位は涌井秀章(ロッテ)の64となっており、新垣の記録がいかに飛び抜けたものであるかが分かる。
捕手の目には、この100暴投という数字はどう映っているのか。現役時代にヤクルト、日本ハム、阪神、横浜の4球団で捕手としてプレーし、石井とはチームメートだった野球解説者の野口寿浩氏は、捕手が捕球しづらい投手の共通点として「スライダーピッチャー」であることを挙げる。
暴投といえば、ワンバウンドの確率が高いフォーク、スプリットで多くなるという印象があるが、実はそうではないという。