イチロー、1イニング2安打で日米通算4254安打! 最多ローズに残り2本

3回に2度打席が回りマルチ、メジャー通算2976安打で3000安打へ「24」

 マーリンズのイチロー外野手は13日(日本時間14日)、敵地でのパドレス戦に「1番・ライト」で4試合ぶりに先発出場し、今季12度目のマルチ安打を記録した。3回の第2打席で左前打を放つと、同イニングに2度目の打席が回り、遊撃内野安打でタイムリー。メジャー通算2976安打として、3000安打へ残り24本。日米通算4254安打で、ピート・ローズの歴代最多安打4256本まではいよいよ残り2本とした。

 イチローは初回の第1打席、相手先発レイから1度もバットを振ることなく四球を選び、その後ボーアのタイムリーで先制のホームを踏んだ。1-1の同点となって迎えた3回も先頭で打席へ。2ボールからの3球目、内角への91マイル(約147キロ)の直球を鮮やかなライナーでレフト前に運んだ。その後、プラドの勝ち越し2ランで生還。早くもこの試合2度目のホームを踏んだ。

 この回、マーリンズは猛攻を見せ、7-1とリードが開いて2死三塁のチャンスで再びイチローに打席が回る。今度はフルカウントから83マイル(約134キロ)のスプリットをセンター方向へ転がすと、遊撃のラミレスがつかんで一塁に送球するも、イチローが一足早く駆け抜けた。1イニング2本目のヒットで、今季12度目のマルチ安打とした。
 
 イチローは9日(同10日)まで4試合連続先発出場で4試合連続ヒット、計8安打と好調だったが、10日(同11日)からDH制のないナ・リーグの試合に戻ったため、3試合連続ベンチスタートで1安打を放っていた。

 この日は不調の主砲スタントンに休養を与えるため、イチローが1番で4試合ぶりに先発出場。マッティングリー監督は「打線の起爆剤になってほしい」と試合前に話していた。

 これでローズの歴代最多記録には残り2本。3000安打の金字塔にも24本まで迫ってきた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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