広島の黒田、新井、競泳の金藤に県民栄誉賞 新井「自分がもらっていいのか」

黒田との同時受賞に「名誉なこと」、金藤はリオ五輪で金メダル

 広島県の湯崎英彦知事が、30日の記者会見でリオ五輪競泳女子200メートル平泳ぎで金メダルを獲得した金藤理絵と、広島の黒田博樹、新井貴浩の3人に県民栄誉賞を贈ることを発表した。今季、広島は25年ぶりの優勝に突き進んでおり、黒田は日米通算200勝、新井は通算2000安打を達成した。

 試合前の練習の後、報道陣に囲まれた新井は、受賞について「光栄です」と話し、黒田との同時受賞についても、「それも名誉なことです」とコメントした。新井は「自分がもらっていいのか、というのが素直な気持ちです」と実感はない様子だったが、「自分でどうこうできることではなく、周りの人に評価してもらってのことなので嬉しいです」と喜んだ。

 通算300本塁打にも到達するなど、自身にとって最高のシーズンになろうとしている。マジックも点灯し、チームは25年ぶりの優勝へひた走っているが、「目標に向かって、みんなで一丸になって進んでいる。最後までしっかり頑張りたい」と気を引き締めていた。

【了】

大久保泰伸●文 text by Yasunobu Okubo

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