岩隈久志、今季年俸最大約15億円に 来季残留決定的も契約更新に条件あり?

残り1か月の結果次第で18年の契約も近づく?

 ただ、記事では「この35歳はシーズンを通じてDL入りを回避してきた。彼はDL(故障者リスト)入りを免れただけでなく、シアトルでのローテーションを守り続けてきた」としており、ローテの一角を担い続けた岩隈の貢献度を称えている。

 また、岩隈の契約には、2017年だけでなく2018年の契約延長オプションも付いている。その条件は、来季も162イニング以上に登板するか、2016年と2017年を合わせて324イニングを投げるというもの。その場合は、17年シーズンよりも100万ドル多い1500万ドル(約15億5000万円)で契約が更新される。

 岩隈は今季、シーズン終了まで先発として役割を全うすれば、大台の200イニング到達も可能。その場合、来季は124イニングに登板すれば2018年の契約を勝ち取れることになる。

 さらに、岩隈の今季の契約(年俸1200万ドル=約12億4000万円)には出来高が含まれており、投げるほど報酬が高くなる。記事では「2016年シーズンの岩隈の契約には多くのインセンティブが含まれている。そして、彼は到達し始めている。150イニングを投げて50万ドル(約5160万円)に到達し、それ以降は190イニングまで、10イニング毎に50万ドル受け取ることができる」と紹介。最大で250万ドル(約2億5800万円)まで上積みが可能だが、そこも着実に見えている。

 逆転でのプレーオフ進出へ向けて、岩隈の力は必要不可欠。その力を発揮することで、再来年の契約、そして出来高の獲得も見えてくる。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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