楽天ルーキー藤平に沈黙のロッテ打線、指揮官「打ちにいく姿勢が全く…」

ロッテ・伊東勤監督【写真:編集部】
ロッテ・伊東勤監督【写真:編集部】

3連敗で借金は球団ワースト更新の「39」

 ロッテは22日の本拠地・楽天戦で、ルーキー藤平にプロ初白星を献上した。3連敗で借金も球団ワーストを更新する「39」にふくらんだ。

 伊東監督は「(藤平は)いいボールを投げてはいたが、打ちにいく姿勢が全く見えなかった。(カウントを)追い込まれて、ねちっこくいくかという感じもない。カウント球を打ちにいけと指示したが、思い切りがないのが、こういう結果になった」と、5回まで零封した高卒1年目の新人相手に、わずか2安打の打線に嘆きしかなかった。

 2試合連続7失点の石川には、試合前「今日勝てなかったら(今季は)もう勝てない」と言って激励したそうだが、結果は今季自身最多の14被安打で6失点。もっとも球自体は立ち上がりからMAX151キロを記録するなど「今日のボールはよかった」と一定の評価をした。

 同時に課題も指摘。3回の2失点は先頭の9番嶋、1番茂木にはカウント0-2と追い込みながらの連打がきかっけだった。伊東監督は「配球が全くだめ。意図するボールが全く見えない。風もよかったし、変化球をうまく使えば連打を喰らうこともなかった」と、女房役田村のリードに厳しかった。

(細野能功 / Yoshinori Hosono)

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