菊池雄星、長男“ミドルネーム”に同僚の名前 親友になった大砲との友情の証

マリナーズ・菊池雄星【写真:Getty Images】
マリナーズ・菊池雄星【写真:Getty Images】

春季キャンプですぐに仲良くなったダニエル・ボーゲルバック内野手

 マリナーズの菊池雄星投手が、7月に誕生した長男(第1子)のミドルネームに、同僚のダニエル・ボーゲルバック内野手にちなんで「ダニエル」と“命名”した。米スポーツメディア「ジ・アスレチック」が伝えた。

 マリナーズ戦の実況を務めるアーロン・ゴールドスミス氏によると、菊池は長男を「レオ・ダニエル・キクチ」と名付けた。ボーゲルバックにちなんだと明かしたという。

 ボーゲルバックは183センチ、113キロの巨漢内野手。4日時点で29本塁打を放ち、今年初めてオールスターに出場した26歳だ。社交的で明るい性格のボーゲルバックと菊池は春季キャンプで仲良くなったという。

 サービス監督はいう。「(春季キャンプで)ユウセイは、クラブハウスを見まわして、(友達になれるような)誰かを探していたんだと思う。ボーギー(ボーゲルバック)は楽しいからね。彼はいつも冗談を言って、彼の周りには多くの人がいて、いつも笑いに包まれている。だからユウセイが興味を持ったんだと思うよ」。

 3月の開幕カードで来日した際には、菊池はボーゲルバックを誘って食事に出て活イカを食べた。その後も遠征ではよく食事をともにし、冗談を言い合うなど、親友の関係に発展していった。

 長男が誕生し、レオという名前に合うミドルネームを考えていた菊池は、ボーゲルバックのように大きな心を持った人間になってほしいと願い、「ダニエル」とつけようと決めた。米球界への移籍、父の死、長男の誕生など、さまざまなことがあった菊池をサポートしてくれたボーゲルバックへの友情の証として最高の方向だと考えたという。

「彼が、このことを僕に教えてくれた時はとてもクールな瞬間だったよ。僕はボーギーおじさんなんだよ」とボーゲルバック。そして「(彼との友情は)僕のシーズンをより良いものにしてくれた。彼も同じように思ってくれてたらいいね」と語っている。

(Full-Count編集部)

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