大谷翔平、7勝目も笑顔なし「もう1人投げられれば」 5回2/3で11奪三振無失点も淡々

取材に応じたエンゼルス・大谷翔平【写真:小谷真弥】
取材に応じたエンゼルス・大谷翔平【写真:小谷真弥】

今季100奪三振に到達、打撃では3打数無安打で2試合連発ならず

■エンゼルス 4ー1 Wソックス(日本時間30日・アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手は29日(日本時間30日)、本拠地のホワイトソックス戦に「3番・投手兼DH」で投打同時出場し、今季7勝目を挙げた。今季最速タイ101.0マイル(約162.5キロ)のフォーシームを武器に5回2/3を投げて11奪三振5安打無失点と好投。打っては3打数無安打1四球。チームは4-1で快勝し、連敗を阻止した。

 再び奪三振ショーを演じた。初回2死二、三塁のピンチを招いたものの、アウト全てを空振り三振で取った。2点先制した2、3回と2イニング連続で3者凡退。4回2死満塁ではハリソンを空振り三振に仕留めて雄叫びをあげた。6回先頭・ロバートから空振り三振で2試合連続、今季5度目の2桁奪三振をマーク。今季100奪三振にも到達した。

 6回2死一塁で降板した。9日(同10日)の本拠地・レッドソックス戦の6回から、この日の5回までで21イニング連続無失点となった。5回2/3で11奪三振1四球、5安打無失点。防御率2.68となった。9日(同10日)から自身4連勝となった。

 打っては初回無死二塁は四球を選んで9試合連続出塁をマーク。3回2死は中飛に倒れ、6回先頭、8回1死と2打席連続で空振り三振に倒れた。2試合連発とはいかなかった。

 試合後、大谷は「球数がかなりかさんでましたけど、投げ切るかでかなり違うところなので。重要なところだったかなと。もう1人投げられれば一番良かった」と淡々と振り返った。「カード勝ち越すかどうかはかなり重要なところだと思うので。次の、次に進むには重要なこと」とチームのカード勝ち越しを喜んだ。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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