選抜有力の東海大菅生、暴力行為で若林弘泰監督を解任 前コーチの上田崇氏が昇格

東海大菅生・若林弘泰監督【写真:荒川祐史】
東海大菅生・若林弘泰監督【写真:荒川祐史】

上田崇氏は、2016年よりコーチを務めていた

 東海大菅生高(西東京)は26日、野球部員に暴力をふるった若林弘泰監督を21日付で解任したと発表した。代わって2016年よりコーチを務めていた上田崇氏が新監督に就任する。東京都高等学校野球連盟が、同校校長名義の書面を発表した。同校は昨秋の都大会で優勝しており、3月の選抜甲子園の有力な出場候補校となっている。

 同高の発表によると、昨年8月の練習試合の際に若林監督が部員のプレーを叱責し、蹴ったという。その後蹴られた部員は12月に転学届を提出。同日付けで学校側は若林監督に指導の自粛を申し渡した。さらに1月の調査では、別の2人の部員に対してほおを叩く暴力が発覚した。

 21日付けで宮原上総部長も解任され、田中聡氏が新部長となった。校長は文書で「本校の教員が日本学生野球協会から処分を受けるような不祥事を起こしたことを心からお詫びします。暴力の被害を受けた生徒そしてそのご家族には大変申し訳なく思っています」と謝罪している。

 若林前監督は、1991年ドラフト4位で中日入りした元プロ野球選手。6年間の現役生活の後引退し、教員免許を取得後同高で野球部監督となった。2017年には夏の甲子園に出場し4強、2021年には春夏の甲子園に連続出場している。

(Full-Count編集部)

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