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楽天のサクセスストーリーの中心にいる「嶋基宏」という男

小山「嶋は人間的なカリスマ性がある」

 自分本位ではなく、投手とともに2人で力を合わせてピンチを脱する術を考えるようになったのだ。結果として、ピッチャーとの信頼関係も強固になった。

 さらに、天性のリーダーシップもチーム内で絶大な影響力を持つようになった。

「見せましょう、野球の底力を」

 2011年4月2日、東日本大震災の復興支援のために行われた慈善試合でのスピーチは、大きな注目を集めた。嶋の人間としての魅力が凝縮された場面だった。そして、昨オフには、日本プロ野球選手会の会長に史上最年少の27歳で選出されている。その人間性を評価されてのことだった。楽天の若手は嶋の言葉に真剣に耳を傾け、背中を追いかける。プライベートでも親交が深く、投手陣のリーダー的存在でもある小山は、その影響力の大きさを認める。

「将大がプレーでのカリスマなら、嶋は人間的にカリスマ性がある。選手会の会長になったこともあって、若手はあいつの言葉に聞き入っているし、慕ってついていくヤツが多い」

 斎藤や小山、松井稼頭央といったベテランだけでなく、中堅の嶋も1本の太い柱となったことで、楽天は絶大な強さを発揮できるようになった。

 日本シリーズの相手は最強の敵・巨人。ただ、真のチームリーダーを中心とした楽天の力は本物だ。嶋と楽天のサクセスストーリーは、いよいよ本当のクライマックスを迎える。

【了】

shima

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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