今日3月12日のオープン戦の注目 広島のドラフト1位ルーキー・大瀬良大地が1673日ぶりに甲子園のマウンドを踏む

甲子園のマウンドに帰ってきた大瀬良大地

阪神-広島(13時・甲子園)
ロッテ-巨人(13時・QVCマリン)
オリックス-楽天(18時・京セラドーム大阪)
ソフトバンク-中日(18時・ヤフオクドーム)
日本ハム-西武(18時・札幌ドーム)

 広島のドラフト1位ルーキーの大瀬良大地投手が阪神戦に先発する。開幕ローテーション入りを確実にするためにも大事な一戦になる。オープン戦といえども、プロ入り後、大瀬良にとって聖地・甲子園の初マウンド。長崎日大高校で出場した2009年以来、1673日ぶりの甲子園のマウンドになる。

 大瀬良と甲子園。2009年8月12日の大会3日目の第4試合だった。長崎日大は岩手代表の花巻東高校と対戦。相手はその年の春の準優勝校で、一方の長崎日大は、優勝した今村猛(現広島)投手を擁する清峰を県大会で破っての出場だった。

 さらに花巻東のエースは現在、西武で活躍する菊池雄星。長崎日大打線は菊池から3本のホームランを放って苦しめたが、先発した大瀬良が踏ん張れなかった。一度、マウンドを降りて、8回に再び登板したが、リードを守れず、逆転負けを喫している。147キロの直球は痛烈な印象を残したが、悔しさが残る1戦となった。

 九州共立大を経て、こうして甲子園のマウンドに帰ってくることができた。本人はマウンドで当時を思い出すかもしれない。大瀬良自身が自分の成長を感じ取れるような投球を期待したい。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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