巨人のエース・内海哲也の起用も浮上する開幕ローテ4戦目の重要性「もう一人の開幕投手」
開幕4戦目の先発投手の重要性
同じ利き腕の投手の先発が続いた場合、後に登板する投手が不利になるケースがある。先に登板した投手が良い投球をすると、後の投手は見劣りすることがあるからだ。打者心理からすると「前日の●●に比べれば、打ちやすい」という気持ちが働くため、左右交互の起用は打者の目線を変えるという意味でも効果的な戦略になる。右3枚(菅野、大竹、宮国椋丞or澤村拓一)、左3枚(内海、杉内、クリス・セドンor今村信貴)と揃えられれば理想的なローテになると巨人側は考えているだろう。
また、開幕カードの3人の中にエース内海の名前がないとなれば、次のカード、敵地での横浜DeNA戦(4月1日)のカード頭で先発することが濃厚となる。そして、この開幕4戦目の先発投手こそが、実は重要視しなくてはならない存在なのである。
4月1日の火曜日からシーズンの6連戦がスタートする。月曜日が休養日や移動日になるため、必然的に火曜日が大事なカード頭になる。6連戦の最初に投げる投手の出来や結果は、その週のチームの士気に関わってくるため、どの球団もシーズン中はカード頭にエース級を持ってくることができるように、ローテ投手のやり繰りをする。必ずカード頭には信頼の置ける投手を起用してきているのだ。つまり「カード頭=いい投手」の図式が成り立つ。