上原浩治が使う「顔文字」が米国で話題に 人気守護神の影響で日本の“文化”が全米に広がる!?
ツイッターやブログで頻繁に情報発信する上原
上原はツイッターでのつぶやきやブログの更新を頻繁にすることで有名だ。ファンへのメッセージを発信する貴重な場所として、この2つを有効に使っている。
昨年途中からは、登板後にブログで投球内容を詳しく解説するという斬新な試みも開始。今年に入ってからも続けている。たとえば、さきほど紹介したブルージェイズ戦の後には以下のようにつづっている。
バティスタのホームランについては「二人目は、ファストボールで左上ホームラン。バティスタだから仕方ないって…^^;」。
また、最後に打ち取ったエンカーナシオンの当たりについては「ファストボールで中ライナー。一瞬ヒヤッってしたけど、角度がなかったから大丈夫かなって思いながら、打球の行方を見てたよ」と触れている。
投球を振り返る際には、球種やコースの意図を説明することもしばしばで、マウンド上での投手心理が生々しく伝わってくる。その裏にある打者との駆け引きも見えてくるため、野球好きにはたまらないブログだと言えるだろう。上原の登板後には、ブログに立ち寄ってみるといい。試合を見ていたら、本人の解説をより楽しめる。
今や日本でも浸透してきたが、メジャーにおいては選手のツイッターを記者がフォローするというのは当たり前のこととなっている。記者がツイッターでより早くスクープを伝えるのも特徴的だ。
今回の一連の“顔文字騒動”で分かるように、今や世界一のクローザーとなった上原のツイッターも、ボストンの地元記者にはしっかりとフォローされている。つまり、顔文字も多くの米国人の目に触れているわけだ。昨年の活躍で圧倒的な人気を博すようになっただけに、上原のツイッターからその顔文字が全米に浸透していくこともあるかもしれない。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count