ダルビッシュ有の勝敗を分ける大きな分岐点 味方打線の「3点以上」の援護が鍵!?
ずば抜けた奪三振能力でサイ・ヤング賞に近づく
また、2012年のメジャーデビュー以来、ダルビッシュが12奪三振以上を記録した試合は1日のナショナルズ戦で7試合目となったが、ESPNによると、この期間ではメジャー最多となっている。昨年、277Kでメジャーの奪三振王となった男の面目躍如と言える成績だ。
サイ・ヤング賞は全米野球記者協会で資格を持つ記者の投票で決まるが、三振数を判断基準の1つにする人間もいる。ダルビッシュのずば抜けた三振奪取能力が大きなアピール材料となることは間違いない。
現在、ア・リーグの防御率は田中将大(2・06)とダルビッシュ(2・08)が1、2位につけている。シーズンは約4か月残っており、リーグトップの10勝(1敗)と好調を維持するマーク・バーリー(ブルージェイズ)らライバルも多い。
ただ、2人の日本人投手がサイ・ヤング賞に近い位置にいることは確かだ。ダルビッシュに安定した打線の援護があり、勝ち星が伸びれば、受賞の可能性はさらに高まるに違いない。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count