ダルビッシュが右肘の炎症で故障者リスト入り 復帰は最短でも25日

現地でも複数のメディアが速報

 レンジャーズのダルビッシュ有投手が右肘の炎症で15日間の故障者リスト(DL)入りした。球団が発表した。10日(日本時間11日)にさかのぼってのDL入りとなるため、復帰は最短でも25日になる。現地でも複数のメディアが速報で伝えている。

 地元紙ダラス・スターテレグラムによると、ダルビッシュは11日の練習でキャッチボールをしている最中に右肘に張りを訴えたという。ダルビッシュは9日のアストロズ戦で4回0/3で6失点(自責点5)で、敗戦投手となっていた。

 試合後にはフィジカル的な問題はないとしていたエースは14日のレイズ戦で先発予定だったが、故障者リスト入りしたことにより、明日のレイズ戦には代わってロビー・ロス投手が先発する見通し。また、傘下の3Aから左腕アレックス・クラウディオ投手が昇格することになった。

 肘の故障に関しては、今季メジャー全体で肘の靭帯再建手術(トミー・ジョン手術)を受ける投手が20人以上にも上り、全米で大きな問題となっている。田中も7月8日のインディアンス戦後に右肘靭帯の部分断裂と診断され、現在リハビリ中だ。田中の場合はチームドクターら専門家3人の診断により、PRP皮膚再生療法という保存療法を選択し、現在キャッチボールを再開。一方で、痛みが再発した場合は手術に踏み切る可能性もある。

 ダルビッシュも弟分である田中が右肘を痛めた直後に、肘の故障の要因について言及。日本のように中6日あれば靱帯の炎症は取れると発言。メジャーでも先発枠を1人増やして6人とし、最低でも中5日が必要と提言していた。その発言は現地でも大きな反響を呼んでいた。

 ダルビッシュは開幕時の首の寝違えに続き、今季2度目のDL入り。また、故障者続出で今季リーグ最低勝率と低迷するレンジャーズにとって選手のDL入りは24回でメジャー最多となっている。ダルビッシュが軽症であることを祈るばかりだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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