軟式高校野球延長50回の死闘がついに海を渡り、米国でも話題に
昨年の選抜高校野球では済美・安楽の772球が米国で論争を呼ぶ
こんな書き出しから記事はスタートする。さらに、両チームともに無得点でゲームが進んだことや、50イニング目に中京が3点を奪ったことを説明し、「試合の最後のイニングを見てみよう」と、日本でアップされているYouTubeの動画をサイトに掲載。注意書きとして「19分の長いビデオです。2点は6分30秒あたりに入り、試合は15分30秒くらいで終わります」としている。
【動画】第59回軟式高校野球 中京vs崇徳の準決勝“50回”決着の瞬間
さらに「試合の記録を見てみよう」と公式記録を紹介。
「中京のスターティングピッチャー、タイガ・マツイは709球で50イニングを投げ、26本のヒットを打たれた。対戦相手のジュキヤ・イシオカは689球を投げ、22本のヒットを打たれた」
記事ではそう報じており、ともに1人で50イニングを投げ抜いた松井大河投手、石岡樹輝弥投手の奮闘ぶりが分かる内容となっている。
もっとも、昨年の選抜高校野球では、当時2年生だった済美のエース右腕・安楽智大が5試合で772球を投げたことが米国内でも大きく取り上げられ、論争となった。主要メディアはこぞって批判し、ESPNが来日して本人と上甲正典監督を取材するという事態にもなった。硬式と軟式の違いはあるとはいえ、米国内で今回の試合のニュースがさらに広まれば、再び何らかの論争が巻き起こる可能性もありそうだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count