西武・誠が初登板初先発も3回途中でKO 楽天は大量8得点、則本の好投で最下位脱出

プロ入り初登板の西武・誠はほろ苦いデビュー戦となった

 楽天をホームに迎えた西武は2012年ドラフト2位の誠がプロ入り初登板を初先発で飾ったが、序盤に失点を重ねて3回途中で降板。試合は8-3で楽天が勝利し、エース・則本が12勝目(9敗)を挙げた。

 プロ入り初登板となった西武先発の誠は、立ち上がりにいきなり躓いてしまう。簡単に2死を取ってから、岡島にレフトへのツーベースを許すと、続くアンドリュー・ジョーンズへ投じたストレートをレフトスタンド中段へたたき込まれ、楽天に2点の先制を許す。

 2回表にも1死1、3塁のピンチを招くと、島内にライト前へのタイムリーヒットを浴びて3失点目。苦しい立ち上がりとなった。

 2回裏、西武は先頭のメヒアが左中間スタンド上段まで運び、リーグ単独トップとなる31号ソロホームラン。さらに、2死1、2塁から栗山がタイムリーを放ち、2-3と1点差に追いすがる。

 しかし、誠は立ち直ることができず、3回表にもヒットと四球で2死満塁のピンチを招く。ここで嶋へ押し出しの四球を与えてしまい、2-4とリードを広げられたところで田辺監督がベンチを出て交代を告げた。誠は2回2/3、80球を投げて6安打4失点3四死球、2奪三振とほろ苦いデビューとなった。

 試合はその後、楽天が6、8、9回と順調に加点。西武も1点を返したものの、3-8で楽天の勝利となった。

 楽天先発の則本は8回を投げて143球と球数を要したが、6安打3失点10奪三振と粘りのピッチングで試合を作り、12勝目(9敗)を挙げた。9回はクルーズが締め、楽天は西武をかわして5位へ浮上。西武は最下位に転落した。


西武対楽天 ダイジェスト【パ・リーグTV】

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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