ダイヤモンドバックスGMが前田健太獲得に言及 FA市場のエース級よりも「マエダの獲得を検討」

今オフの動向が注目される前田

 今季ナ・リーグ西地区で最下位に終わったダイヤモンドバックスのデーブ・スチュワートGMが広島の前田健太投手がポスティング・システムによるメジャーリーグ挑戦を表明した場合、獲得に乗り出す意向を示した。地元ラジオ番組「MLBネットワークラジオ」のインタビューで語っている。

 今年64勝98敗でメジャー最低勝率に沈んだDバックスは、今季開幕前に楽天からポスティングでメジャー挑戦を表明したヤンキースの田中将大投手の争奪戦に参戦した経緯がある。

 現在フリーエージェント(FA)市場でエース級とされるマックス・シャーザー投手(タイガースFA)、ジョン・レスター投手(アスレチックスFA)、ジェームズ・シールズ投手(ロイヤルズFA)の争奪戦に乗り出す可能性について質問されたスチュワートGMは「そのマーケットには我々は参入しないだろう。シャーザー、レスター、シールズよりもマエダを獲得する可能性を我々は検討することになる」と語っている。

 日米野球にも参戦する前田は今季27試合に登板し、11勝9敗、防御率2・60という成績で終えた。今オフのメジャー挑戦について広島の球団首脳は否定的な見解を示していたが、一方でメジャー各球団はポスティングでの挑戦時には有力な先発補強候補に挙げている。

 ダイヤモンドバックスにとっては上位進出の切り札的な存在として前田を位置付けているようだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY