黒田博樹の去就は越年決着か? 「決断を1月まではしない様子だ」

現地でヤンキースとの再契約への期待が高まる黒田

 ヤンキースからフリーエージェント(FA)となった黒田博樹投手の去就の決断が、来年1月まで持ち越しになる可能性があると米メディアが報じた。現役引退や日本復帰の可能性もある中、ベテラン右腕の悩みは深いようだ。

 ESPNは、クリス・カプアーノと再契約したばかりのヤンキースの補強について特集記事を掲載。「カプアーノはヤンキースファンの希望ではないと推測するのは妥当だろう。だが、クラブの方針に急激な方向転換がなければ、2月20日にスプリングキャンプがスタートするまで、カプアーノがヤンキースにとって最後のフリーエージェントの補強となる可能性がある」としている。

 ヤンキースは先発投手陣の陣容に不安を抱えている。3番手までは、田中将大、マイケル・ピネダ、CC・サバシアで決まっているが、今季開幕直後に右肘靭帯再建手術(トミー・ジョン手術)を受けたイバン・ノバの復帰は5月以降。カプアーノが加わったとしても駒不足で、故障が再発する可能性のある選手も存在する。

 ただ、記事では「つまり、ビッグゲーム・ジェームスもスーパー・マックスも(来季の)ヤンキースにいないということだ」と指摘。FA市場に残る大物先発投手で、大型契約が必要なジェームス・シールズ、マックス・シャーザーを獲得する可能性は極めて低いと見ている。

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