ブルージェイズOBが鳥谷敬獲得に警鐘 「大きなリスクかもしれない」
海外FA権を行使した鳥谷の獲得を狙うと報じられているブルージェイズ
阪神から海外フリーエージェント(FA)権を行使してメジャー移籍を目指す鳥谷敬内野手について、獲得を狙っていると報じられているブルージェイズの元指揮官が「大きなリスクかもしれない」と警鐘を鳴らした。地元紙「トロント・スター」が報じている。
「日本からやってくる内野手に関する懸念材料は、守備範囲と打球のスピードへの対応だ。メジャーリーグの打者はより強力で打球がもっと速い」
スター紙に寄せられた鳥谷に関する質問にEメールで答えたのは、2001-02年にブルージェイズを率いたバック・マルティネス元監督。現役時代には1981-86年にブルージェイズでプレーし、そのまま現役を引退したOBでもあり、現在は地元テレビ局の解説者を務めている。2013年のワールド・ベースボール・クラシックで日本戦の解説者を務め、そこでの鳥谷のプレーも直接チェックした。
ブルージェイズは2011年途中にダイヤモンドバックスにアーロン・ヒル内野手をトレードで放出してから、現在まで14選手も二塁で試しているが、現在も空座となっている。新たなレギュラー候補として鳥谷獲得に乗り出していると報じられているが、有力OBの眼鏡に鳥谷は叶わなかったようだ。