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鳥谷のメジャー断念の舞台裏 球団スカウトの「あと3年早ければ」の声

「代理人がボラスじゃなければ、早々にサインしていただろう」

 それでは、海外FA権を取得した2012年オフにメジャー挑戦していたら……。同じ年の中島裕之がアスレチックスと2年契約を結んだ例を見ても、メジャー契約にこぎ着けた可能性は高い。だが、その年の阪神はリーグ5位、自身は2年目以降の最低打率2割6分2厘と低迷。思い残すことなく、メジャー挑戦を宣言できる状況にはなかったようだ。契約更改ではプロ9年目で初の年俸ダウンとなったが、当時は「来年はなんとか優勝したいという気持ちで残った」と話している。本人の思いが熟さずして海を渡っても意味はない。やはり、この年のメジャー挑戦も起こらざるべくして起こらなかったということだろう。

 今オフに鳥谷獲得の有力候補と言われていたブルージェイズだが、複数のチーム関係者はこんな証言をしている。

「代理人がボラスじゃなければ、早々にサインしていただろう」

 実は、ボラス氏とブルージェイズは犬猿の仲にある。先月のウィンターミーティングでも起きた一コマだが、ボラス氏はブルージェイズの「5年以上の長期契約は結ばない」という不文律に真っ向から異議を唱えているからだ。

 ボラス氏の言い分としては、ブルージェイズのオーナー会社でもあるロジャース・コミュニケーションズ(カナダの携帯電話会社)は同じく所有するNHLメープルリーフスの選手には7年、8年という長期契約を与えるのに、MLB選手に与えないのはおかしい、という。一方で、ブルージェイズの経営陣にしてみれば、それこそ大きなお世話だ。そんなこともあり、ブルージェイズは2008年のブラッド・ウィルカーソン以来、ボラス氏が代理人を務める選手と契約を結んでいない。

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