川相Jr.の評価が急上昇 巨人育成・川相拓也の魅力とは

昨秋の育成ドラフト2位で入団

 巨人のある1人の育成契約選手の注目度が上がっている。昨秋の育成ドラフト2位で指名された川相拓也内野手である。ご存じ、巨人でゴールデングラブ賞6度、犠打世界記録保持者である巨人・川相昌弘ヘッドコーチの次男。キャンプは2軍だが、先日、1軍キャンプの投内連係とシートノックだけ参加し、軽快なプレーを見せた。

「とくに緊張はしなかったですよ」

 父が見ていても特別な意識はなかったという川相。神奈川の名門、桐蔭学園から桜美林大に進学。首都大学の2部では3度のベストナインを獲得した。卒業した13年は桜美林大のコーチをしていたが、プロへの夢を諦めきれずにコーチを辞めて、アメリカでプレー。巨人の入団テスト受け、スカウト陣のリストに残った。「とにかく守備はうまい」と評価された。

 巨人のユニホームを着て、プロの道を歩き出した。キャッチボールの仕草が父の現役時代を彷彿させる。正確なスローイングや、投げてからのフォームなどはそっくりだ。それ以上に似ているのは、バントのフォーム。かつて「バント職人」と呼ばれた川相ヘッドの現役時代そのものだった。もちろん技術も高い。

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