得意のスペイン語も駆使 イチローが早くも新チームメートの心を鷲掴み!?

ジョークも軽快「バットが杖に思われなければいいですね」

「彼は本当に愉快な人だね。オソ(オズナの愛称)は去年の年末から流暢な日本語を話せるようになろうと頑張っているんだけど、2人は一日中、ひたすらしゃべっていてね。それを見ていて面白かった。楽しい1年になりそうだよ」

 41歳のイチローと年齢差18歳という23歳の左翼手イェリッチはこう語ったという。

 ドミニカ出身の中堅手オズナは昨年、153試合に出場。打率2割6分9厘、23本塁打、85打点と長打力をアピールしている。なぜか昨年から日本語を勉強中で、スペイン語で試合中に中南米系の選手と絶妙なトラッシュトークを繰り出すこともでも有名なイチローとの奇妙なやりとりは、周囲の雰囲気を明るくしたという。“レジェンド”は気さくな言動で、若手との心の垣根を取り除くことに成功したようだ。

「バットが杖に思われなければいいですね」

 通訳を介して地元メディアに対応したイチローは年齢で判断されることを嫌うが、その冗談は冴え渡り、会見場には笑いが起こったという。メジャー通算3000本安打まで156本と迫る安打製造機は、新天地への適応もスムーズな様子だ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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