初の開幕投手へ不安 大谷翔平が巨人戦で4回4失点6四球の大乱調 

初回にいきなり4失点、制球定まらずに直球のほとんどが140キロ台

 日本ハムの大谷翔平投手が3日、オープン戦に初登板。札幌ドームでの巨人戦に先発し、初回にいきなり4失点を喫するなど、4回4安打4失点、2奪三振、6四球と乱調に終わった。

 大谷は先頭の片岡を1球で遊ゴロに打ち取ったものの、その後は制球が定まらない。ボール先行の投球が続き、2番の松本哲は四球。ワイルドピッチで走者を二塁に進めると、3番・坂本にも連続四球を与え、1死一、二塁とされた。

 続くセペダには左翼線への二塁打を浴び、先制点を献上。5番の村田は外角へのスライダーで見逃し三振に仕留めたが、高橋由にはレフトオーバーの二塁打を打たれ、さらに2点を失った。井端にもライトへのタイムリーを許し、いきなり4失点と波乱の立ち上がりとなった。

 日本ハムはその裏の攻撃で1点を返すも、大谷はピリっとしない。2回は先頭の小林を空振り三振に切って取るも、片岡、松本哲、坂本に3連続四球。セペダをレフトフライ、村田を二ゴロに打ち取り、何とか無失点で切り抜けた。

 大谷は3回も先頭の高橋由に右中間への二塁打を浴び、いきなりピンチを招く。しかし、井端を投ゴロ、橋本を二ゴロ、小林を遊飛に打ち取り、またも無失点に抑えた。

 4回は1死から松本哲にこの日6個目の四球を与えたが、続く坂本は投ゴロ併殺打に仕留めた。大谷はこの回も粘って追加点を与えず、球数は81球に到達。登板前にメドとされていた80球を超えたため、降板した。

 2回以降は無失点で切り抜けたものの、最後まで制球が定まらずに6四球。キャンプの疲れもあったのか、大谷にしては珍しく直球のほとんどが140キロ台に終わった。初の開幕投手へ向け、不安を残す内容となった。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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