米国で“イチロー語録”が話題に 「詩的で完璧な比喩」
イチローと子犬の合成写真も
マーリンズのイチロー外野手が1月29日の入団記者会見で発したコメントが米国で改めて紹介され、話題となっている。
このオフ、フリーエージェント(FA)となったイチローは初めて無所属で越年。約3か月の間、去就の決定を待った際の心境をペットショップの犬のそれにたとえていた。そのコメントが米高級紙のウォール・ストリート・ジャーナルに取り上げられると、米テレビ局や米ヤフースポーツ、MLB公式サイトなども次々と報じた。
「ペットショップでかわいい子犬たちがどんどん売れていき、ちょっと成長した犬が残っていくような状態ですかね。でも買ってくれる人がいた。だから忠誠を尽くす、そんな感じでしょうか」
都内で行った入団会見でイチローはこのように発言。これに関し、CBSスポーツ電子版は「詩的で完璧な比喩だ」として紹介。MLB公式サイトの動画特集ページ「CUT4」では「次にペットを選ぶときは、“かわいい子犬たち”ではなく、イチローとともに家へ帰ることを忘れずに」との言葉を添えた。
米ヤフースポーツは、マーリンズが「このワンちゃんはおいくら?」と尋ね、代理人が「1年200万ドルってとこかな」と答える寸劇とともに「もちろん、マーリンズには、とりわけ外野には、すでに子犬たちも揃っている」と、リーグ最強の若手外野手陣3人を紹介している。
各サイトにはイチローと犬の写真をつなぎ合わせた合成写真が飾られるほど。イチロー語録は反響を呼んでいる。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count