田中将大、自身の右肘に懸念示したマルティネス氏にも敬意払う

殿堂入り投手から右肘の状態を不安視された田中、厳しい見方にも「光栄」

 ヤンキースの田中将大投手が現役時代にレッドソックスなどで活躍した名投手のペドロ・マルティネス氏から右肘の負傷再発について警告されたことに関して、「あれほどの偉大な投手が僕のことを話題にしてくれるなんて光栄」と恐縮している。地元紙ニューヨーク・ポストが報じている。

 今年1月に資格取得1年目にして殿堂入りを果たしたマルティネス氏は、メジャー2年目を迎えるヤンキースのエースに重大な懸念を示している。

「彼がシーズンを通じて健康でいられるとは思わない。そして、彼が今、ヘルシーだとも思わない。現時点で彼は完全に故障のない状態ではないと私は言い切れる自信がある」

 地元ラジオ局「シリウス/XM マッドドッグラジオ」で同氏はそうコメント。メジャー通算219勝、3度のサイ・ヤング賞を誇る名投手の発言は波紋を呼んだ。米国中のメディアに田中の今季に対する不安の声は広がったが、田中はかつてレッドソックスやフィリーズでヤンキースとしのぎを削った名投手の指摘を、敬意を持って受け止める姿勢を見せている。

「あれほどの偉大な投手が僕のことを話題にしてくれるなんて光栄です。少し驚きましたけど、光栄にも感じている。みんなそれぞれ考え方は違うし、僕の投球に関する見方も違う。でも、個人的には今の仕上がりもわかっていますし、いい感じです」

 通訳を介してこう語り、あくまでも謙虚な姿勢を見せている。

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