大谷が7回11奪三振で開幕2連勝 「逆転してくれたチームの皆さんに感謝」

勝ち越しタイムリーのレアード「ここで打たなきゃ『男』じゃない」

 日本ハムの大谷翔平投手が4日、京セラドーム大阪でのオリックス戦で今季2試合目の先発に臨み、7回を投げ、6安打11奪三振2四球2失点で2勝目を挙げた。直球の最速は159キロ。初回に2失点を喫したが、4回以降は毎回2奪三振を奪うなど粘りのピッチングを見せた。

 立ち上がりに課題を残した開幕戦の楽天戦同様、この日も不安定な滑り出しとなった。初回、2本のヒットと四球で1死満塁のピンチを迎えると、6番のT-岡田にセンターに弾き返され1点を失う。続く坂口にも犠牲フライを許し、2点のリードを許した。

 日本ハム打線は3回に先頭の西川の三塁打から1点を返すも、その後は相手先発バリントンの前になかなか追加点を奪えない。しかし7回、継投に入っていたオリックスの救援陣を攻める。

 2死一、三塁の場面で相手4番手の古川から5番ハーミッダがライトへタイムリー二塁打で同点に。さらに二、三塁の好機で、代わったマエストリからレアードがレフト前に2点タイムリーヒット。逆転に成功。レアードは「ここ数試合結果が出てないだけで、状態は悪くない。この場面で打てなかったら『男』じゃない」と熱いコメントを残した。

 大谷は徐々に調子を上げ、5回、6回と三者凡退に仕留める。7回も2三振を奪い、無失点に。116球に達した大谷はここでお役御免となった。

 大谷は「最低の仕事はしたと思いますけど、開幕戦に続いて立ち上がりに苦しんだので、そこは反省しないといけないと思います。満塁の場面を2点で抑えたことは大きいですし、3回以降立て直すことができたのも良かったです。特に意識して変えたことはありません。逆転してくれたチームの皆さんに感謝したいです」と語った。

 日本ハムは8回を鍵谷、9回を増井が無失点で締めて4連勝。大谷は開幕戦以来の2勝目、増井に3セーブ目がついた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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