ヤ軍、延長19回黒星 決着は午前2時過ぎ、6時間49分は球団史上2番目の長さ

両軍合わせて17人の投手を投入、テシェイラは試合中に誕生日を迎える

 ヤンキースが10日(日本時間11日)のレッドソックス戦で延長19回に及ぶ死闘の末に5-6で競り負けた。

 両軍合わせて投手17人を投入した熱戦に決着がついたのは午前2時13分。19回裏1死一塁のチャンスでヤンキースのギャレット・ジョーンズがダブルプレーに終わると、ようやくのゲームセットとなった。フランク・シナトラのおなじみの名曲「ニューヨーク・ニューヨーク」が鳴り響くと、スタンドにわずかに残っていたファンは帰宅の途についた。

 試合時間は7時間5分。これはヤンキース史上最長の試合時間だったが、途中に停電の影響で16分間の中断があったため、公式発表は6時間49分となった。それでも、地元ジャーナルニュースによると、これは1962年6月24日に延長22回、7時間の激闘となったタイガース戦に続く球団史上2番目の長さとなった。

 この日の延長戦突入後に日付が変わり、35歳の誕生日を迎えたヤンキースのマーク・テシェイラ内野手が16回裏に一時同点に追いつくソロホームランを放った。ベンチで戦況を見守った田中将大投手も満面の笑みを浮かべたが、19回にレッドソックスのムーキー・ベッツ内野手に勝ち越しの犠牲フライを浴び、ヤンキースは激闘をものにすることができなかった。

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