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内川がお立ち台で昨年の日本一チームを“再現”? もう一人のヒーローを呼ぶ

ソフトバンクがオリックスに逆転勝ちを収め、7勝6敗で貯金を1とした。「トナリ(大隣)がここまで辛抱して投げてくれていた。負けを消すことも大事ですが、勝ちをつけてあげたかった」と今季2勝目をプレゼントした。

ソフトバンク

負傷離脱の本多の思いも背負い、逆転打

 ソフトバンクがオリックスに逆転勝ちを収め、7勝6敗で貯金を1とした。1点を追う8回2アウト満塁から、4番内川が相手先発の西が投じた甘く入ってきたスライダーを逃さず、逆転2点タイムリー。「トナリ(大隣)がここまで辛抱して投げてくれていた。負けを消すことも大事ですが、勝ちをつけてあげたかった」と今季2勝目をプレゼントした。

 お立ち台では仲間の思いを持って打席に立ったことを打ち明けた。

「(内野手の)本多から連絡がきた。僕の分まで頑張ってください、と。がんばらないといけないと思いました」

 12日の熊本での日本ハム戦でベースを駆け抜けたときに右足首を痛め、負傷退場。1か月から6週間の離脱を余儀なくされた。チームから離れた無念の思いをバットに込めて、打ったタイムリーだった。

 ヒーローインタビューに答えていると粋な演出も。

「もうひとりヒーローがいるので。ここでバトンを……」と9回に代打でプロ初ヒット、初本塁打を放った塚田を呼び込み、ファンも大声援を送った。

 内川からマイクを譲られた4年目の25歳は「(ファンの)みなさんの応援があったから打てました」とレフトスタンドへ帽子をとって、何度も頭を下げた。昨年の日本シリーズ進出決定の監督インタビューで秋山幸二前監督が、その試合でナイスピッチングを見せた大隣を呼んだことがあった。その試合のように、陰の功労者に光を当てさせるという、ファンの心に響くインタビューとなった。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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