なぜ波に乗り切れない? 無得点試合が早くも5試合、ホークス打線に異変
またしてもスコアボードにゼロが並んだソフトバンク、昨季の強力打線はどこに…
またしても、スコアボードには0が並んでいった。18日のロッテ戦(QVC)。ソフトバンク打線は、新外国人のロッテ先発イ・デウン、8回の大谷智久、9回の金森敬之の前に、8安打を放ちながら、本塁を踏むことが出来なかった。先発の摂津正は6回途中8失点(自責2)でKOされ、敵地で0-9の大敗を喫した。
昨季、3割打者が12球団最多の5人も並んだ強力打線。得点もパ・リーグトップで唯一、600点台に乗せる607得点を稼いだ。
だが、今季、その打線に異変が起きているのだ。
8日の楽天戦(コボスタ)で3試合連続無得点を喫し、11日の日本ハム戦(鹿児島)の3回まで、36イニング連続無得点と不名誉な数字が並んだ。18日の完封負けで、無得点の試合は5試合目となった。昨季は144試合で、無得点はわずか6試合しかなかった。まだ4月、18試合目を消化した段階で、昨季の数字にリーチがかかってしまった。
昨季18試合目までに2度あった2桁得点は、今季はここまで1回もない。同じく1試合平均4・72点だった得点も、3・28点と1点以上減らしている。2桁安打は9回に対して8回、本塁打は13本と10本と、ここに大きな差はなく、明らかに打線のつながりを欠いていると言えるだろう。連打や適時打が生まれず、出した走者を無駄にしている現状が透けて見える。